GIS– category –
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地理座標系における Z 係数換算表
最近空間解析を行う機会が多くなり、ジオプロセシング ツールをあれこれ使ってなんだかんだ処理をしています。 地理座標系の標高データ 地形解析でよく利用するツールに傾斜角や陰影起伏があります。 傾斜角ツール(ArcGIS Pro Help より引用) これは標高データから傾斜角を求めるツールですが、地理座標系が設定されている標高データをその... -
ArcGIS Earth 1.8 リリース!インタラクティブな 3D 解析機能が追加
ArcGIS Earth 1.8 が日本時間の本日(10月12日)からダウンロードできるようになっています。Esri スタッフの投稿によると、2018年8月末に出るぞ出るぞアナウンスをしていましたが、9月末に「10月中旬に出る予定。」と再掲載され、ようやく本日(米国で10月11日)一般公開となっています。 ArcGIS Earth とは ArcGIS Earth とは、Esri 社が開... -
GIS で使用される高さの種類
今回は高さの種類に関するお話です。 高さの種類 高さとは、水平方向に対する鉛直方向の長さです。ビルの高さとか山の高さとかいろいろあります。たとえば日本で有名な電波塔である東京タワーの高さは 333m(昭和33年完成)で、東京スカイツリーは 634m(武蔵国)です。しかし、塔の頂上の標高は東京タワーが約 351m、東京スカイツリーが 636... -
アクティブなマップの範囲を任意の縮尺で GeoTIFF に出力するツール
はじめに ArcMap や ArcGIS Pro には [マップのエクスポート] という今画面に見えている地図を画像ファイルとして保存する機能があります。ただ、標準機能では出力ピクセル サイズを大きくしても地図の縮尺を変更することはできません。ArcMap ではピクセル サイズと解像度の指定が連動していますし、ArcGIS Pro は解像度しか指定することが... -
マイルという距離単位
マイレージの記事だと思ってやってきた人はすみません、スターアライアンスとかワンワールドといったお話ではありません。この記事はマイレージの由来である距離単位としてのマイルに関するお話です。 はじめに 以前とある教育で ArcGIS のフィールド演算の学習として、空港間のラインに書かれている属性値をマイルからメートルに変換しまし... -
人工衛星が同一地点を見続けられる時間の計算
※YouTube より引用 はじめに 今回は人工衛星に関するお話です。 夜に星空を眺めていると、流星にしてはかなり長い時間光ってる星を見ることがあります。それは人工衛星が太陽光で反射して見えているものですが、同じ場所で観測しているとどれくらいの時間その衛星を見続けることができるのでしょうか。 最近観た映画が発端でこんな疑問を抱き... -
ラスターの位置合わせを日本語では「見当」という
図は ArcGIS Pro ヘルプより引用 今日から 3日間、地理空間情報技術講座(第4回)に参加しています。改めて空間情報のモデリング技法について学んでいるのですが、講義の中でラスター データの位置合わせに関して初めて聞いた用語があったので紹介します。 ジオリファレンスすることを「見当」という 講義中にラスターの位置合わせ(ジオリフ... -
ArcGIS Pro によるパノラマ画像生成ツールの作成
はじめに パノラマ画像とは、見晴らしの良い展望台などで晴れた日に見える風景をパネル展示してるあれです。スマホでもアプリの力で簡単に作れたりします。これと同じような画像を ArcGIS Pro で作ろうというものです。現地に行かなくてもその場所を見渡した際の想像図をシミュレーションすることができます。 ダウンロード CreatePanoramaVi... -
国土交通省「広島県内の飛行自粛について」の地図を ArcGIS Online で分かりやすく可視化
※広島県における飛行自粛等の要請は2018年8月2日付けで解除されました。 平成30年7月豪雨に伴う災害は、まさに地元の町で起きたものでした。実家も家が建って以来はじめて避難指示で退避したそうです。幸い実家は一晩の避難生活だけで元の生活に戻ったそうですが、被災された方々には心からお見舞い申しあげます。 はじめに 国土交通省の Web... -
ArcGIS が認識できないラスター データセットをログに出力
別のロジックで大量に作成したラスター データセット(画像ファイル)が ArcGIS で正しく認識できるかどうかを検品するために作成しました。ファイル ジオデータベースのラスター データセットが認識できないことは無いはずなので対象外です。 ダウンロード CheckTIFFs.py.txt ダウンロード後、拡張子を py に変更して使用してください。