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SuperGIS -超ArcGISもどき

2008/6/24 (火)

ArcObjectsで大圏コースを求めることができるIGeoPolylineというインタフェースがあるのですが、これの使い方で分からないことがあってググったら2番目に(投稿時点で)台湾のページが引っかかりました。中国語でもコードだけ見れば分かるよなとサイトを開くと、なにやら違うソフトのページが、、、その名も

「SuperGIS」

SuperGeoという台湾の会社が開発しているようです。マニュアルも見つかったので開いてみると、ソフトの画面がどっかで見たことのある画面。マニュアルの感じもArcGISそっくり。

fig1 fig29
TOCは左右逆にしただけ。さらに、洗練(簡略化)されたシンボル選択ダイアログ!

マニュアル(英語)
マニュアル(中国語) (こっちにはAPIも掲載されてます)

製品ラインナップをみると、カテゴリがDestkopGIS、ServerGIS、DeveloperGISと分かれており、まさにシンクロナイズ!

fig3
製品名やエクステンションまでうりふたつ。

そしてこのSuperGIS、Desktop製品にはちゃんとVBAまで搭載されています。解説を読むとCOMテクノロジで作られているらしい。その名も「SuperObjects」。マニュアルにいくつかインタフェースの使い方が載っていました。驚愕しました。

fig4
ArcObjectsの超廉価版。よく使うインタフェースを46/4798(約1/100)に凝縮!

さらに、ディストリビュータ紹介ページを見ると、日本にも代理店があるみたいです。ローカライズして販売しているのか気になります。日本の代理店を見ると、韓国のリモセンソフトも扱っているようですが、これまたどこかで見たことのあるユーザインタフェース。

総評:これならArcGISユーザは何の苦もなく乗り換えできます(笑)

SuperMapといい、恐るべし中華の力。

ちなみに、冒頭のIGeoPolylineはMilitary Analystをインストールしないと使えない機能です。名前だけ聞くと、¥戦闘解析シミュレーションとかできそうな感じですが、普段の操作にも使える便利機能が備わってます。これは別の機会に紹介します。

2008-07-06追記
さらに検索すると、「Super  Map Object Model」なるPDFが公開されていました。これを見るとArcObjectsというよりはMapObjectsですね。

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  • この記事を書いた人

羽田 康祐

伊達と酔狂のGISエンジニア。GIS上級技術者、Esri認定インストラクター、CompTIA CTT+ Classroom Trainer、潜水士、PADIダイブマスター、四アマ。WordPress は 2.1 からのユーザーで歴だけは長い。 代表著書『地図リテラシー入門―地図の正しい読み方・描き方がわかる』 GIS を使った自己紹介はこちら。ESRIジャパン(株)所属、元青山学院大学非常勤講師を兼務。日本地図学会第31期常任委員。発言は個人の見解です。

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