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ArcGIS Explorer 900 リリース

2009/8/14 (金)

さきほど、米国ESRIのサイトでArcGIS Explorer 900 のダウンロードが開始されたようです。

ArcGIS Explorerとは、「GeoBrowser」と位置づけられた無償の2D/3D表示デスクトップアプリケーションです。Google EarthのESRI版と説明するとわかりやすいですが、シェープファイルやファイル ジオデータベースなどのローカルデータも表示できたり、アドイン開発用 API が提供されていています。 前バージョンの Build500 までは、ESRIジャパンのサポートサイトにログインしてからでないと日本語版は入手できず、しかもArcGISと同じように英語版インストールに続いて日本語化プログラムのインストールという2ステップが必要でしたが、ArcGIS Explorer 900 からは1ステップで日本語表示できるようになりました。

これがArcGIS 9.4 で目指してるマルチ ランゲージ版の前座的位置づけになっているそうです。そう聞くと 9.4 のリリースが待ち遠しいですが、ESRIもやっとここまで来たかという感じです。

早速ダウンロード。ちゃんとJapanese Setupが用意されてます。これはインストーラーの画面が日本語か英語かの違いだけで、製品自体はどれもマルチランゲージになってるようですね。 agx900_1

ダウンロードしたexeをインストールしょうとしたら前バージョンのアンインストールメッセージが表示されます。このアンインストーラーはArcGISと同じ考えで作られてるなら製品コアとは連携してないのでと考えられるので、事前に前バージョンの日本語化プログラムは手動でアインインストールしておいた方が無難でしょう。ちゃんとしたインストール方法はそのうちESRIジャパンのWebサイトで紹介されるでしょう。

agx900_2 agx900_3

事前に日本語化プログラムのアンインストールが必要 ちなみに、旧バージョンのSDKもアンインストールされませんでした。これは新バージョンのSDKインストール時に削除してくれるのでしょうか。そこまでは試さずにSDKも事前にアンインストールしました。 そしてインストーラが立ち上がると、日本語メッセージが表示されます。ヘルプのリンクも日本語ですね。

agx900_4

インストールが完了してセットアップは終了。ついでにSDKや現在用意されているアドインものセットアップも行いました。

そして起動です。

agx900_12

ヘルプは米国ESRIのサイトにホストされているWebヘルプですが、ちゃんと日本語が用意されてました。

agx900_13

Google Earth を使っているとパフォーマンスや国内地図の精度が弱いですが、SDK のカスタマイズは結構できるみたいなので、これからちょっとずつ触ってレポートしていきます。

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  • この記事を書いた人

羽田 康祐

伊達と酔狂のGISエンジニア。GIS上級技術者、Esri認定インストラクター、CompTIA CTT+ Classroom Trainer、潜水士、PADIダイブマスター、四アマ。WordPress は 2.1 からのユーザーで歴だけは長い。 代表著書『地図リテラシー入門―地図の正しい読み方・描き方がわかる』 GIS を使った自己紹介はこちら。ESRIジャパン(株)所属、元青山学院大学非常勤講師を兼務。日本地図学会第31期常任委員。発言は個人の見解です。

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