YouTube | Facebook | X(Twitter) | RSS

キャッシュ ズーム レベル早見表

2017/8/1 (火)

ダウンロード

Webメルカトル キャッシュ ズーム レベル.xlsx

キャッシュ ズーム レベル早見表

レベル 縮尺 セル サイズ 規模
L0 1:591,657,527.591555 156,543.03 ワールド
L1 1:295,282,763.795777 78,271.52 ワールド
L2 1:147,914,381.897889 39,135.76 ワールド
L3 1: 73,957,190.948944 19,567.88 大陸
L4 1: 36,978,595.474472 9,783.94 大陸
L5 1: 18,489,297.737236 4,891.97 国(複数)
L6 1: 9,244,648.868618 2,445.98
L7 1:4,622,324.434309 1,222.99 州(複数)
L8 1:2,311,162.217155 611.496226 県(複数)
L9 1:1,155,581.108577 305.748113 県(複数)
L10 1:577,790.554289 152.874057
L11 1:288,895.277144 76.437028 都市圏
L12 1:144,447.638572 38.218514 都市(複数)
L13 1:72,223.819286 19.109257 都市
L14 1:36,111.909643 9.554629
L15 1:18,055.954822 4.777314 近郊
L16 1:9,027.977411 2.388657 道路(複数)
L17 1:4,513.988705 1.194329 街区
L18 1:2,256.994353 0.597164 建物(複数)
L19 1:1,128.497176 0.298582 建物
L20 1: 564.248588 0.149291 部屋
L21 1: 282.124294 0.074646 部屋
L22 1:141.062147 0.037323 部屋
L23 1: 70.5310735 0.018661 部屋

Webメルカトルのキャッシュを作成する際のキャッシュ ズーム レベルの選定方法

Webメルカトルのマップ キャッシュタイル パッケージを作成する際にどのレベルでキャッシュを作成するべきか計算するための資料です。ArcGIS Server で ArcGIS Online / Google Maps / Bing Maps のスキーマである Webメルカトル座標系のキャッシュを場合を想定していますが、その他のシステムも共通です(システムによっては L1 ~ L20 と記載されている場合もあります)。

上記の表は ArcGIS Server のマップサービス プロパティのキャッシュも設定から引用しました。

元々標高イメージ サービスで LERC キャッシュを作成する際、DEM の解像度に対してどのレベルまでキャッシュを作成すれば良いかを調べる過程でこの表を作成しました。例えば USGS で無償公開されているランドサット8号のパンクロ画像は解像度が 15m になり、この場合は L14 まで作成すれば良い計算になります。1m 解像度の場合は L17 ないし L18 と言えます。

ただし、「縮尺」はあくまで紙の上もしくは固定されたディスプレイに表示された地図で示された際に使うことができる点に注意してください。ディスプレイのインチ サイズが同じでも、ピクセル解像度が違うと地図の縮尺は異なります。また、メルカトル図法は極にいくほど誇張されて表現される投影法なので、赤道と極とで「セル サイズ」は異なります。そのため、上記の表は例えば縮尺やセル サイズはディスプレイが 96dpi の想定で、セル サイズは赤道上での計算値なのかもしれません。これはあくまで推察なので、きちんと調べる必要があります。

余談ですが、ArcMap のデータ ビューでも同じことが言えます。ArcMap の場合データ ビューの「縮尺」はディスプレイが 96dpi(1インチあたり 96 ドット)の想定で表示されています。適切な縮尺表示は Advanced ArcMap Settings ユーティリティで変更することが可能です。ただし、[コンテンツ] ウィンドウ内のシンボル サイズにも影響を与えてしまう難点があります。興味のある方は、ディスプレイ サイズを物差しで測って設定してみてください。

その他の情報サイト

キャッシュ ズーム レベルの表が掲載されているその他のサイトです。

関連記事

  • この記事を書いた人

羽田 康祐

伊達と酔狂のGISエンジニア。GIS上級技術者、Esri認定インストラクター、CompTIA CTT+ Classroom Trainer、潜水士、PADIダイブマスター、四アマ。WordPress は 2.1 からのユーザーで歴だけは長い。 代表著書『地図リテラシー入門―地図の正しい読み方・描き方がわかる』 GIS を使った自己紹介はこちら。ESRIジャパン(株)所属、元青山学院大学非常勤講師を兼務。日本地図学会第31期常任委員。発言は個人の見解です。

-GIS, ArcGIS

WINGFIELD since1981をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む