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十進経緯度・度分秒の相互換算

2014/3/17 (月)

地図でよく使われる座標として緯度経度があります。たとえば日本経緯度原点はこのような緯度経度になります。

東経139度44分28.8869秒 北緯35度39分29.1572秒(日本測地系2011)

座標は「度(°)」「分(′)」「秒(″)」で表されますが、「度」は十進数で「分」と「秒」は六十進数です。このような異なる位取り記数法をコンピュータで計算するのは困難です。そのため GIS の世界では一般的に「分」と「秒」を「度」に換算した「十進経緯度(十進度)」を用います。
ここでは、度分秒と十進経緯度を相互に換算する計算方法を紹介します。

計算フォーム

数値を入力して計算できるフォームです。取り急ぎ数値を確認したい場合に利用してください。南緯・西経は結果にマイナス (-) を掛けてください。

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-->

度分秒から十進経緯度への換算

60秒 = 1分、60分 = 1度なので、それぞれ割った値を加算して計算します。

十進経緯度 = 度 + (分 ÷ 60) + (秒 ÷ 3600)

度は東経や北緯で正の値、西経や南緯で負の値を使用して計算します。

この計算式で日本経緯度原点の十進経緯度を求めると以下になります。

X:139.7413574722,Y:35.6580992222

Excel 関数

度分秒がセルで分かれている場合

A1セル:度 B1セル:分 C1セル:秒 の場合
十進経緯度 = A1+B1/60+C1/3600

緯度と経度を別々の方法で計算する場合

分と秒が0で桁埋めされ、秒の桁数がそろっていることが前提。

A1セル: 35度22分44.00秒(緯度)の場合
十進経緯度 = LEFT(A1,2) + (MID(A1,4,2)/60) + (MID(A1,7,5)/3600)
A1セル:135度22分44.00秒(経度)の場合
十進経緯度 = LEFT(A1,3) + (MID(A1,5,2)/60) + (MID(A1,8,5)/3600)

緯度と経度を 1つの式で計算する場合

分と秒が0で桁埋めされ、秒の桁数がそろっていることが前提。

A1セル:135度22分44.00秒(経度)、もしくは 35度22分44.00秒(緯度)の緯度と経度両方を1つの式で処理する場合(秒の桁数がそろっていることが前提)
十進経緯度 = MID(A1,1,LEN(A1)-10) + (MID(A1,LEN(A1)-8,2)/60) + (MID(A1,LEN(A1)-5,5)/3600)

関数の考え方

十進経緯度から度分秒への換算

「度」は整数部分、「分」は小数点以下と 60 の積の整数部分、「秒」は分の小数点以下と 60 の積となります。

度 = (十進経緯度) の整数
分 = ((十進経緯度 - 度) × 60) の整数
秒 = ((十進経緯度- 度) × 60 - 分) × 60

Python

def GetDMS(DecimalDegree):
degree = int(DecimalDegree)
minute = int((DecimalDegree - degree) * 60)
second = ((DecimalDegree - degree) * 60 - minute) * 60
return str(degree) + "度" + str(minute) + "分" + str(second) + "秒"

print GetDMS(135.5902778)

ArcObjects

ArcObjects を使えばもっと簡単で、ILatLonFormat::GetDMS メソッドで一発取得できます。

Private Function DD2DMS(ByRef DecimalDegree As Double, ByRef Degree As Long, ByRef Minute As Long, ByRef Second As Double, Optional Reverce As Boolean = False)
'十進経緯から度分秒に換算
If Reverce = False Then
Dim pLatLonFormat As ILatLonFormat
Set pLatLonFormat = New LatLonFormat
pLatLonFormat.GetDMS DecimalDegree, Degree, Minute, Second

'度分秒から十進経緯度に換算
Else
DecimalDegree = Degree + Minute / 60 + Second / 3600

End If

End Function

Sub GetDMS()
Dim aa As ILatLonFormat
Set aa = New LatLonFormat

Dim dms As Double
dms = 45.0000000001

Dim dd As Long
Dim mm As Long
Dim ss As Double

Call aa.GetDMS(dms, dd, mm, ss)

Debug.Print dd, mm, ss

End Sub

Excel 関数

A1セル:十進経緯度の場合
度分秒 = INT(A1)&"度"&TEXT(INT((A1-INT(A1))60),"00")&"分"&TEXT(((A1 -INT(A1)) * 60 -INT((A1-INT(A1))60)) * 60,"00.000")&"秒"

ダウンロード

上記の Excel 関数を記述したスプレッド シートです。

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  • この記事を書いた人

羽田 康祐

Twitter#一日一図法を連載中。GIS上級技術者、Esri認定インストラクター、CompTIA CTT+ Classroom Trainer、潜水士、元PADIダイブマスター、四アマ。WordPress は 2.1 からのユーザーで歴だけは長い。 代表著書『地図リテラシー入門―地図の正しい読み方・描き方がわかる』 GIS を使った自己紹介はこちら。ESRIジャパン(株)所属、青山学院大学非常勤講師を兼務。発言は個人の見解です。

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