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感動体験を与えるプレゼンテーション

2012/10/31 (水)

今日はオラクルのイベント ORACLE CUSTOMER EXPERIENCE SUMMIT に参加してきました。

一言でいうと、多くの人は製品そのものの価値ではなくそのサポート対応など「感動体験」によって顧客満足を得るのだそうで、だから顧客満足度を得られることをしていきましょう、というのもの。

今日はその品質向上のための情報収集ということで参加してきました。

それももちろん参考になりましたが、最後のセッションで、株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所上級研究員 茂木健一郎氏の『感動体験が“脳”を刺激する 顧客心理とエクスペリエンスの関係とは』という演題のセッションが一番印象的でした。

茂木さんの話を目の前で聴けたのも感動体験でしたが、話がうまい。時間を忘れるプレゼンというのは魅力的です。いろいろおもしろく参考になることを話されてましたが、講演者視点で参考になるものを一つ紹介すると、

プレゼンテーションで、スライドの予稿を事前に渡すなんてもってのほか。何を話すか分からないから感動体験が与えられる。脳はサプライズを期待している。だってジョブズの講演で予稿なんて配られないでしょ?

最後に予定になかった質問コーナーを用意してもらったので思い切って質問してみました。

「聴講者に感動体験を与えるプレゼンをするための秘訣は何ですか?」

自分でもびっくりするような、即興をすることです。

用意した原稿をしゃべるだけなんてもってのほか。

なるほど。

そうは言ってもその場で即興でプレゼンするのは非常に難しいことなので、あたかも即興でやっているように見せたり、聴いている人と対話によって伝えることができれば良いです。

さらに、本人がリラックスして話すこと。リラックスとは、集中を欠いた状態ではなく、フロー状態であることが重要。ただし、これをこなすには相当高いスキルが必要なので、スキルを高めるための努力が必要で、努力することによってプレゼンテーションのパフォーマンスが高くなる、とも言われてました。

これは勉強になりました。流暢にはできてなくとも、熱く語ることだけは忘れてないつもりでやってきたことに間違いはなかったんだなと思いました。もっと、スキルは身につけないといけませんね。

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  • この記事を書いた人

羽田 康祐

伊達と酔狂のGISエンジニア。GIS上級技術者、Esri認定インストラクター、CompTIA CTT+ Classroom Trainer、潜水士、PADIダイブマスター、四アマ。WordPress は 2.1 からのユーザーで歴だけは長い。 代表著書『地図リテラシー入門―地図の正しい読み方・描き方がわかる』 GIS を使った自己紹介はこちら。ESRIジャパン(株)所属、元青山学院大学非常勤講師を兼務。日本地図学会第31期常任委員。発言は個人の見解です。

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