「PHP・WordPress技術を活かしたキャリアアップも学べるセミナー」参加

昨日は定時退社してキャリアアップ セミナーに参加してきました。

【5月15日大手町にて無料開催】PHP・WordPress技術を活かしたキャリアアップも学べるセミナー/軽食付き

◆講演内容
「PHPエンジニアの市場動向と給与動向。実際に履歴書もとに解説する成功するキャリアの重ね方」
講演者:PHP技術者認定機構 理事長 吉政忠志氏

「WordPressエンジニアになって 2ヶ月後にしたスキルアップの方法」
講演者:プライム・ストラテジー株式会社 マーケティング部 エンジニア 小川 果純

「プライム・ストラテジー株式会社 採用情報のご案内」
講演者:プライム・ストラテジー株式会社 取締役CMO 西牧 八千代

◆対象者
キャリアアップや転職をお考えのエンジニア

◆参加特典
①『WordPress×KUSANAGI課題解決事例100選』116Pフルカラー 全員プレゼント
②『詳解WordPress』プライム・ストラテジー著(オライリージャパン定価2,803円)を当日エントリーシートを提出された方にもれなく贈呈。
③プライム・ストラテジー株式会社の自社採用時、書類選考を免除
④コーヒーブレイクタイムには軽食もあります

SNS から届いた案内だったのですが、最近 WordPress に関連するイベントに出てないので勉強の機会と思って参加してきました(採用募集も兼ねたセミナーだったのに気づいたのは申し込んだ後でした)。

「WordPressエンジニアになって 2ヶ月後にしたスキルアップの方法」

一つ目の講演は、プライム・ストラテジー社のマーケティング部でエンジニアをされている小川 果純から。今は入社して5年経ったところ。入社時は HTML と CSS をそこそこ知っている、WordPress、プログラミング、データベースは未経験という方が PHP でバリバリコードを書くに至るまで何が役立ったのかという内容でした。

当時、社内で隔週の PHP 勉強会を開催していて、自分の発表する回で課題として「WordPress ループについて発表してください。」という命題が与えられたそうです。

基本のループはこんなのですが、これを勉強会で参加者に解説できるまで理解する過程がスキルアップに繋がったというものでした。

すぐにできる調べ方だと「ググる」ですが、ひたすらググった情報だとこのような割合。

6割:"おまじない" としてこう書く、との記述
3割:ふんわり解説
1割:詳しく書かれているけど、サイトによって解説の表現が違う

次に書籍で調べると

7割:ふんわり解説
3割:これも書籍によって解説の表現が違う

発表の日が迫り、一番やりたくなかった「WordPress のコアファイルを読む」をしたら、これが一番しっかり理解できたそうです。

  • WordPressループで使用している関数を片っ端から調べて掘り下げる
  • grep で検索して読むの繰り返し
  • 読んで分からなければひたすら var_dump する

コアファイル読むことで have_posts() 関数は変更されたプロバティをリセットする役割もあることが分かった、と。

得られたこと

講演のような公の場所ではググって得た情報だけを元に発表はできないし、サイトや書籍には情報が古いものがあります。WordPress Codex にも情報が更新されていないものがあるし書籍も(今のバージョンでは)間違いになる記載もあります。

WordPress のコアファイルを読む練習をすればプログラム コードを読む抵抗がなくなるし、元々プログラム経験がない(ループと条件分岐ぐらいの知識)人でもがんばれば読める!という発見があったそうです。

コアファイルを読んだ経験によるメリットとして 4つ挙げられていました。

メリット1:技術的な回答に自信がついた

  • 客先で「こういう機能が欲しい」と言われたときに、特に「できない」場合の判断に自信がつく
  • 「調べてみたけど検索にヒットしなかたのでできなさそう」よりも説得力が高くなる
  • 「WordPress のコードを確認した結果、カスタマイズが必要」と回答できる

WordPress の機能でできた例

WordPress の機能でできないからプラグインを作成した例

メリット2:プラグインが開発できるようになった

PHP は WordPress エンジニアとしては避けては通れない。表現はテーマ、機能はプラグインで、と棲み分けるのが基本だが、フィルターフックとアクションフックをどれだけ使いこなせるか。

メリット3:デバックができる

テーマをアップデートするとプラグインをアップデートしたら動かない場合があるが、その修正点が分かるようになる。修正点が分かるとプラグイン作者に連絡するとなお良し。

メリット:おまけ

コーディング ルールが定まる。WordPress にもコーディング規則があるのでコアファイルを読み深めるとそれがよくわかる。

講演のまとめ

コアファイルを読んでみることが WordPress エンジニアとしてのスキルアップにつながる!

プログラミングの知識は「判別式とループ」で OK、「オブジェクト」が理解できていればなお良し。

早いうちに少しがんばってコアファイルを読む癖付けを、とまとめられていました。

コーヒーブレイクの時間に講演者にいろいろとお話を伺ったのですが、習得した知識や技術は個人ブログでも何でも良いのでどんどん発信していくことが大切という社風があるとのことでした。次の発表にも関連しますが、個人の知識発信に寛容なのがいいですね。

社員で個人ブログを持たれている方も結構多いそうです。

私の周りでも社内有志の勉強会を開いたり、課員のプレゼンスキル向上をめざしてライトニングトークを持ち回りですると課長が企画されたりとやってましたが、仕事内容に関わらず学んで発信する活動って大切です。

この取り組や考え方は GIS にもつながるなと思いました。ArcGIS はオープンソース ソフトウェアではありませんが、私は長年 ArcGIS の基盤コンポーネント (API) である ArcObjects を触ってきたおかげで ArcGIS のコンセプトとアーキテクチャーを深く理解することができています。よく「開発すればできます。」と回答されますが、「なにを、どのように、どれくらいの工数で」開発すれば良いか答えられると相手に説得力があります。

「プライム・ストラテジー株式会社 採用情報のご案内」

プライム・ストラテジー株式会社 取締役CMO 西牧 八千代氏からの講演で、会社概要と理念、採用募集と採用後のキャリアプランについてのお話でした。

社風が今の IT企業だなと感じましたが特に印象的だったのは

約半分の社員に書籍執筆や、講演での登壇の経験を与えている

でした。本人のモチベーションも高くなるし、社員を積極的に表に立たせる姿勢は見習いたいです。

プライム・ストラテジー社は自分で WordPress のテーマをカスタマイズできるようになった頃に知って、仕事でも社の利用を提案したことがありましたが、年々成長されてることが伺えます。

PHPエンジニアの市場動向と給与動向。実際に履歴書もとに解説する成功するキャリアの重ね方」

PHP技術者認定機構 理事長 吉政忠志氏の発表では、最近の市場動向と、個人のキャリア形成に関するお話でした。序盤は PHP と WordPress をとりまく市場ニーズ。中盤はキャリア形成に必要なこと、最後にキャリアを形成するのに必要な企画力についてのお話でした。

PHP と WordPress の使用ニーズ

w3techs.com の 2019年1月1日時点の調査では、世界の Webサイトの 79% に PHP が使われており、Indeed Japan の 2018年3月集計によると国内でも 3万件の求人があるそうです。そのうち、9.8% が年収600万円超、2.8% が年収700万円超で求人が出ており、PHP の仕事はかなり多い。PHP で作られている WordPress は 9年連続 Web of the Year をとっている。Web をやるなら PHP と WordPress がメインストリームなのは間違いないので、メインの技術を押さえていかないとキャリアとしては少しつらいかも。

キャリア形成

キャリアを重ねる上で自分にとって大切なのは若いときに作ったコネクションとノウハウ。WordPress のように今売り手市場になっているところは転職しやすい。

講演者は若いときに作ったコネクションとノウハウが活かされており、自分のキャリア形成に際しては、その分野の一位の会社、そしてメーカーばかりに転職してたとのこと。それはトップメーカーだと入ってくる情報量や情報流通量が多いし、名前が売りやすくメディアのオファーも受けやすいから。コネクションもさまざまな分野と形成できるのが利点だそうです。インテグレーターだとインテグレーター間でしか繋がれない傾向にあるのでコネクションの幅が狭くなるのが難点だそうです。

講演で出てきた法則

  • 大手企業はトップメーカーと組む法則
    プライム・ストラテジーの事例を見るとよく分かる
  • 伸びる会社にはすごい人が多い法則
    中には中小企業を興した人にもすごい人はいます
  • 伸びる会社には予算がある法則

伸び盛りの会社は人が足りていないのでチャンスがある。ここでどうやって伸び盛りのトップメーカーに入社するかで使えるのが「企画書」です。

転職には職務経歴書と企画書を

講演者のサラリーマン時代は転職時に必ず企画書を持参されたそうです。経営者のような上役は時間がないのでさらっと読める必要はあるが、経営者は企画を欲しているので良いアイデアなら採用される可能性は高いし、採用されればその担当に充ててもらえるので好待遇で望むことができる、という訳です。

企画書は相手を効率的に説得するためにロジックをまとめたものです。

  • 主張
  • データによる証明(スケジュール、予算、人員体制、実績、方法論など)
  • 理由付け(企画を提出する相手にメリットが納得させられるか)

この 3つが重要で、企画書の構成として

  • 現状と課題(理由付けの裏返し)
  • 解決案(主張+データ)
  • コスト、スケジュール(データ)
  • 投資対効果(理由付け)

を示すことが基本と説明いただき、一例として以下の参考書を紹介されていました。

新・あのヒット商品のナマ企画書が見たい!

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戸田 覚
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企画初心者はできるだけ薄くて売れている本を読むと良いそうです。

講演のまとめ

企画書はレビューがもらえるのでいろんな人に見せた方が良いです。その企画をいろんな転職活動先に提示してフィードバックが得られるのがベスト。アイデアを他の人に見せたくないという意見もあるでしょうが、たいてい他の誰かも同じアイデアを考えているもの。そのアイデアを他の人が実現できるなら他の人にやらせて自分は他のアイデアを考えた方が良い。

キャリア形成において管理職は企画力が必要なので、企画書の作り方は極めるべき!というまとめで締めくくられました。

転職を考えるかはさておき、企画力を養う必要性を感じた講演でした。

講演をスマホでメモるのはなかなかしんどい。Bluetooth キーボード持ってくれば良かった。講演者から見て常にスマホいじってる姿はどう写っていたのか心配でしたが、ブログに書かせてもらうことは承諾いただいたのでご理解いただけたと思います。

  • この記事を書いた人

羽田 康祐

伊達と酔狂でエクストリーム スポーツに挑む GIS エンジニア。 GIS、IT、趣味に関して日々の出来事で学んだ記憶を記録するためにブログを書いています。同じ問題に出会った方の参考になっていただければ幸いです。GIS を使った自己紹介はこちら

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