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Mavic Pro が 84% OFF で15600円っていう詐欺サイトに挑戦した話

2017/8/11 (金)

7月30日のこと、Facebook に出てきたMavic Proが15600円という広告に目が行ってしまいました。

Mavic Pro とは DJI 社が販売している実売で 12万円もする高性能なドローンです。10万超えるドローンが 1万円台で買えるんならお買い得じゃないかと思ってサイトにアクセスします。

 

一瞬閉店セールかと思いましたが、開店セールでした。この商品ページの URL(ページはもうない)からトップページへ遷移するリンクがなく、直接入力でトップ ページを表示させると "404 not found" が表示されます。

http://www.yioxa.com/

この時点で怪しさは 99% ぐらいです。

それでも、あわよくば格安で高級なドローンが手に入れられるという欲にとりつかれ、商品は代引きだから届かなかったり受け取り拒否すれば被害はないと思い、ポチッとします。

注文後に確認ページが怪しい日本語で表示され、さらに確認メールが届かなかった時点で怪しさ 99.9%

あれから 10日ほど経ったつい先ほど、佐川急便のドライバーから「スコア・ジャパンというところから代引き荷物が届いてますが注文されていますか?」と電話がかかってきました。

本当に届いたんだと思いつつ、持ち合わせのお金を持っていなかったのですぐさまコンビニで引き落とし、マンションの下で受け取りに行くことに。

ドライバーの方もこの「スコア・ジャパン」という会社経由の買い物経験があり、商品が届かなかったり怪しい品質のものが届くことがあるらしい。

わたくし:「受け取る前に、本当に購入した商品かどうか確かめることはできますか?」

ドライバー:「代引きの場合受け取り拒否できるのは開封前までなので、開けてしまうと購入元と返品手続きしていただくことになりますね。」

わたくし:「そうですかぁ、今回は高い授業料だと思って受け取りますわ。」

といって代金を支払い、部屋に戻ります。

部屋に戻って、もう一度開封しても良いのかどうか考える中、よく見ると送り元で貼られたっぽいシールのラベルが "Mavvic Pro" という文字はなく、"E7-spark無人機DY X 1, ブラック" と書かれていることに気づきます。

「これ、少なくとも Mavic Pro じゃないな。DJI Spark のパチモンか?」

E7-spark無人機DY で検索してもこれといったものが見つかりません。しかも、やけに箱が軽いと思って計ったら外装の段ボールを含めて 500g 程度。Mavic Pro のスペック ページには 730g と書かれている。DJI Spark も 300g あるようなので、これのクローン商品であるかも疑わしい。

箱の隙間からのぞく

これで怪しさ 100% となり、

わたくし:「さきほど代引きで商品を受け取ったものですが、まだ開封してないのでやっぱり受け取り拒否にできますか?」

ドライバー:「大丈夫ですよー。今別のところに移動したので 1 時間後ぐらいに連絡しますね。」

そして記事を書いている途中でインターホンが鳴り、

ドライバー:「怪しいと思ったら受け取らない方がいいっすよ。

といって返金してもらい、受け取り拒否手続きは無事終了しました。私にはネタで1万円以上費やす勇気はありませんでした。

ということで、

よい子のみんなは怪しい通販サイトで購入するのはやめましょう。

商品注文後は検索してませんでしたが、私の他にも注意喚起の記事を書いてる方がいました。

そういえば、7年位前にも、Tumi のキャディバッグを安く買いたくて怪しいサイトに出会ったことがありました。当時も怪しさ 99.9% だったのですが、定価12万円のキャディバッグが3万円につられてしまい購入手続きしたのですが、後日「注文した商品の在庫がないので、別の商品にしませんか?」とまったく異なる商品に誘導され、それならいいわとキャンセルしたらあっさりクレジットの引き落としはされなかったという経験がありました。前回の反省が活かされてませんね。

今回の被害総額:0円

得られたこと:この記事が書けた!

本物は正規代理店から購入しましょう。

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  • この記事を書いた人

羽田 康祐

伊達と酔狂のGISエンジニア。GIS上級技術者、Esri認定インストラクター、CompTIA CTT+ Classroom Trainer、潜水士、PADIダイブマスター、四アマ。WordPress は 2.1 からのユーザーで歴だけは長い。 代表著書『地図リテラシー入門―地図の正しい読み方・描き方がわかる』 GIS を使った自己紹介はこちら。ESRIジャパン(株)所属、元青山学院大学非常勤講師を兼務。日本地図学会第31期常任委員。発言は個人の見解です。

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