YouTube | Facebook | X(Twitter) | RSS

MAMMUT night と赤岳登山

2016/12/25 (日)

2016 年も残りわずか。去年できなかった雪山登山デビューするべく八ヶ岳の赤岳に登ってきました。

ちょうど赤岳鉱泉で MAMMUT night を開催するとなってたのでマムラーとしては行かないと!ということでクリスマスに泊まりで長野へ。

前日の 23日は湯沢でスキーをしての山登り。我ながら気力だけはあるのです。

24日は鈍行で東京を出て鈍行で茅野駅へ。割安にするため青春18切符を使って4時間の移動です。往復の残りは 1月の連休に雪国でも行ってみようと思ってます。

登山口になる美濃戸口までは路線バスで移動します。茅野駅西口の 4番停留所から美濃戸口行きが出てます。

気力はあったけど体力がなくて始発に乗り損なって茅野駅に着いたのが 10時17分。美濃戸口に着いたのが 11時20分。少し雪がちらついてました。11時30分に出発します。1時間の移動で美濃登山荘に到着。ここまでは車も通れる砂利道路を歩きます。

美濃登山荘からは北沢と南沢の 2コースがあって、初日の目的地である赤岳鉱泉までは南沢コースで2時間の移動です。割と平坦で沢を沿うように進みます。途中から雪と氷で滑りやすくなったのでアイゼンを装着。雪は踏み固められててトレースがしっかりしてるのでアイゼンで十分でした。

途中休憩入れつつだったので、赤岳鉱泉には 14時ごろに到着。名物のアイスキャンディー(人工氷壁)が出迎えてくれます。

早速受付をしたら夕食が 16時30分と指定されてしまいます。夕食までの時間はここから少し登ってピッケルの練習しようと思ってたけど、2時間だと行ける範囲も限られるし暗くなるしなので部屋でまったりと暇つぶし。

夕食は豪華ステーキ!

 

さらにクリスマスイブということでケーキのサービス。持ってきた珈琲で頂きました。

調理スタッフのエプロンもマムート。マンモスの鼻でフライ返しを持ってます。

山小屋のご飯はおかわり自由というのが曲者で、明らかに今日は消費カロリー<摂取カロリーとなってしまった(明日消費するから気にしない)。

そして 19時30分のイベントまで時間があったので外に出たら -8度でシバレる。部屋に戻って音楽聴きながら寝てました。携帯は圏外でネットも繋がらない。

そして 19時30分、お待ちかねの MAMMUT night 開始。このイベントは第一部が登山ガイドの方による雪山安全登山の講習で、第二部が豪華マムート製品やグッズが貰える雪山クイズ。

講習はレイヤードの考え方や装備をはじめとした内容をわかりやすく解説してくれました。クイズはマニアック過ぎて分からんかった、、登山だから地図系の問題に期待してたけど、「アバランチ ビーコンの周波数は世界共通ですが、何キロヘルツでしょうか?」なんて出てきて全然答えられず残念な結果に。適当に「442」とか言ってみたけど、それはチューニングのヘルツだった。ちなみにビーコンの周波数は 457kHz だそうです。マムートのダウンジャケット欲しかった、、、ビーコンの周波数は一生忘れることがないでしょう。イベントは相当盛り上がって初日は終わります。

そして 25日。3日連続での 5時起きは辛い。6 時からの朝食を取り、身支度をして 7時に赤岳鉱泉を出発。1時間ほどで行者小屋に到着。ここまでは普通のアップダウンで尾根を一つ超える感じです。

そして八ヶ岳の稜線へ向かって登り始めます。1.5時間くらいで森林限界を超え、2時間で稜線に到着。反対側に富士山が登場します。

ここから尾根を伝って 1時間ほどアップダウンし、10時に赤岳山頂へ到着。近くにいた人とお互いに記念写真を撮ってもらいます(今回の登山は単独行です)。

もちろん三角点を押さえることは欠かしません。

森林限界下は無風だったけど、稜線に出るとさすがに風が強いです。エビのしっぽ(これもクイズに出た)が連なってます。

阿弥陀岳との分岐まで下り、行者小屋へ戻ったのが 11時30分。下りの方がやや早いペースです。ここから南沢コースを通って美濃戸口へ。14時15分に到着。バスを待って帰路に就きます。
朝は曇ってたけど、山頂付近で日が出始めて、行者小屋に戻ったとこでピーカン照りで冬の雪山登山デビューとしては最高のコンディションでした。

次の雪山登山はピッケルで滑落停止訓練できるところで練習してみたいですね(赤岳登山の道中にはそんなところはなかった)。そしてせっかく持ってきたヒップそり(後ろの赤い板)の出番が全くなかったので、次回は使えるところを狙ってみたいです。

装備ついて、マムラーなので今回の雪山行用に調達したのが Trion Pro。これは背面が開いて荷物の出し入れがすごく便利です。ゴーグルとかの出し入れを容易にするバックカントリー用とのことですが、普通の登山にも便利でした。

帰りの電車で今回の山行を振り返ったら 4時間の電車はあっという間でした。

今回の登山コースです。

登山の様子

それではメリークリスマス!

関連記事

  • この記事を書いた人

羽田 康祐

伊達と酔狂のGISエンジニア。GIS上級技術者、Esri認定インストラクター、CompTIA CTT+ Classroom Trainer、潜水士、PADIダイブマスター、四アマ。WordPress は 2.1 からのユーザーで歴だけは長い。 代表著書『地図リテラシー入門―地図の正しい読み方・描き方がわかる』 GIS を使った自己紹介はこちら。ESRIジャパン(株)所属、元青山学院大学非常勤講師を兼務。日本地図学会第31期常任委員。発言は個人の見解です。

-日記, 登山 / アウトドア

WINGFIELD since1981をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む