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Esri Technical Certification の受験方法

2015/2/24 (火)

Esri Technical Certification とは米国 Esri 社が認定するベンダー資格です。他の有名なベンダー資格だとマイクロソフトの MOS、オラクルのオラクルマスター、アドビのアドビ認定などがあります。

Esri も 2011年1月から資格認定が開始されました。デスクトップ、開発、エンタープライズの3分野7項目で Associaet、Professional の2段階の種類があり、さらに ArcGIS のバージョンごとに試験が公開されています。

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内容はデスクトップの準レベルである ArcGIS Desktop Associate でもエンタープライズ ジオデータベースや Python 等のプログラムでバッチ処理の知識など ArcGIS の総合力が問われます。また、面積を正しく表現するのに最適な投影法を答えるなど、GIS の基礎知識も必要です。

2015年8月13日追記:2015年からデスクトップに入門レベルの Entry が登場しました。

この資格は今のところ英語版しかなく各国語版の予定はありません。投影法の問題も北米の地図を見て円錐図法(Conic)とか答えるので欧米の事情も少し知っておいた方が良いです(2015年8月13日追記:資格開始当初はそうでしたが、現在は特定国の事情を知らないと答えられない問題はないそうです)。

  • 受験料 :$225
  • 試験時間:約2時間30分(試験による)
  • 言語 :英語のみ
  • 問題数 :約95問(試験による)
  • 問題の傾向:
    • 4 or 5 択の選択問題で択一、もしくは複数選択
    • 一部地図やキャプチャ画像を見て問題に解答する
    • 問題の文書は1~4センテンスぐらい(Desktop Associate)。Professional は結構長い文書がありました。

ある受講生のお客様から Esri の資格に興味があると伺ったので、整理のついでに受験の方法を書いておきます。

受験の申し込み

  1. 試験機関である PEASON VUE の Esri Technical Certification ページにアクセスします。
  2. PEASON VUE のアカウントを持っている場合は [Sign in] をクリックして進みます。アカウントを持っていない場合は、[Create account] をクリックします。
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  3. アカウントを新規に作成する場合は、最初のダイアログで内容を確認してチェックを入れて [Yes, I agree to the policies] をクリックし、情報を入力していきます。
    「ESRI ID」とは ArcGIS 購入組織の ID です。わからない場合は "No, I do not know my ESRI ID" をチェックして進んでください。
    アカウントの作成完了メールが届くまで24時間かかることがあります。メールが届いたらサイン インします。
  4. サイン インしたら [View Exams] をクリックし、コース一覧を表示します。
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  5. 受験したいコースをクリックします。
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  6. コース内容を確認し、[Schedule this Exam] をクリックします。
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  7. 試験会場を選択し、[Next] をクリックします。登録した住所からの最寄り会場が候補として表示されます。ピアソン VUE の試験会場ならどこでも受験できます。
    日本語で住所や地名を入力しても正しく理解してくれます。
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  8. カレンダーをクリックして受験日を決め、次に表示される時間帯をクリックします。
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  9. 受験内容と会場を確認し、[Proceed to Checkout] をクリックして予約確定。決済方法を選らんで次に進みます。
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  10. すべての手続きが終了したら確認メールが届きます。
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  11. 当日まで一生懸命勉強します。
  12. 受験日になったらメールで届いた案内を印刷し、身分証明書を 2 つ持参(うち 1 つは顔写真入り)して会場に向かいます。

当日の受験

テストセンターはピアソン VUE 日本語版サイトから検索できます。

受験に際して公的な身分証明書が2つ必要で、一つは写真付きが必要です。免許証と健康保険証、もしくはパスポートがあれば大丈夫です。

試験の持ち込みは一切不可(もちろん辞書も)で、鞄や腕時計などはすべてロッカーに預けます。メモ用紙とペンは会場で貸してくれるのでこれにメモをとることができます。

多くの ITベンダー試験は試験をフィニッシュするとその場で合否が判定されますが、Esri の資格は後日メールで合否が届きます。その場で打ちのめされるのが良いのか、数日おびえているのが良いのかは人それぞれです。

合否の連絡

10 日以内に「合否の結果が出てるから MyCertification サイトをみてください。」というメールが届くので、リンクをクリックしてログインし、結果を確認します。

合格したら

晴れて合格したら資格取得者を名乗られます。Esri のサイトにアクセスし、PEARSON VUE アカウント作成時に発行された "ESRI" ではじまる ID でログインします。サイトからエンブレムなどが入手できます。

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まだ Associate レベルですがこんなエンブレムを名刺に貼ったりすることができます。

esriCert1tierDesktopA_sRGB.png  DevA_EDDA.png EntA_EGMA

合格後にアンケートに回答して名前の公開を許可すると Esri Directory of Esri-Certified Individuals ページに名を連ねられます。名前を公開している日本人は2015年2月24日現在で9人でした。問題が英語だけなのと受験料がやや高めなのが関係しているのかもしれません。これを見て自分だけ 10.1 を取得してないことが判明、、、

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Esri Technical Certification を取得して GIS のスキルを世に示していきましょう!!

  • この記事を書いた人

羽田 康祐

伊達と酔狂のGISエンジニア。GIS上級技術者、Esri認定インストラクター、CompTIA CTT+ Classroom Trainer、潜水士、PADIダイブマスター、四アマ。WordPress は 2.1 からのユーザーで歴だけは長い。 代表著書『"地図リテラシー入門―地図の正しい読み方・描き方がわかる』 GIS を使った自己紹介はこちら。ESRIジャパン(株)所属、元青山学院大学非常勤講師を兼務。日本地図学会第31期常任委員。発言は個人の見解です。

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