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ArcPhoto

2008/11/27 (木)

米国ESRIで無償でツールやサンプルプログラムを公開しているArcScriptsというサイトがありますが、ここで「ArcPhoto」というアドインが公開されています。

arcphoto

ArcPhotoは、EXIF情報のある写真の取り込み、EXIF情報のない写真にユーザの対話操作で情報を与える、GPXファイルの取り込みやEXIF情報のない写真とのマッチング、3D用のビルボード作成など多彩な機能を持っています。ArcToolBoxのツールも充実しています。対応バージョンは9.2以上と書いてあるので来月国内でリリースされるArcGIS 9.3でも動作するのだと思われます。

ArcPhoto自体は1年ぐらい前から公開されてましたが、11月25日のアップデート(1.3.1)では、米国ESRIで公開されてるのに、なんと日本語に対応しています。

インストーラ自体は英語ですが、メニュー中で「Japanese」を選択するとツールの名称が日本語になりました。その他の言語は英語とドイツ語で表示できるみたいです。さらに、スタートメニューに追加されたArcPhotoのDocumentationを開くと、マニュアルのHTMLも日本語で提供されています。

これは現地調査などでかなり使えそうですが、それよりも米国ESRIで日本語に対応したツールが公開されたことに驚きです。

ArcPhoto ダウンロード
(リンク先のdownload をクリック > I agreeにチェック > downloadをクリック)


2009年07月28日 追記

ArcPhoto Tool 1.4がリリースされました。

  • バグ修正
  • IPTCヘッダにも対応
  • バッチで位置情報の特定ツールの移植
  • ArcPadとArcGIS GPSトラッキングファイルからルートへ変換する機能追加
  • 新しいインストーラを採用(インストーラも日本語になりました)

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  • この記事を書いた人

羽田 康祐

伊達と酔狂のGISエンジニア。GIS上級技術者、Esri認定インストラクター、CompTIA CTT+ Classroom Trainer、潜水士、PADIダイブマスター、四アマ。WordPress は 2.1 からのユーザーで歴だけは長い。 代表著書『地図リテラシー入門―地図の正しい読み方・描き方がわかる』 GIS を使った自己紹介はこちら。ESRIジャパン(株)所属、元青山学院大学非常勤講師を兼務。日本地図学会第31期常任委員。発言は個人の見解です。

-GIS, ArcGIS

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