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流線図(フロー図)作成 ツール

2020/2/4 (火)

ライン フィーチャの始点と終点を、指定したパラメーターでカーブを描くように結んで描画するツールです。流線図(フロー図、フローマップ)の作成に使用します。

ダウンロード

使用方法

  1. ZIPファイルをダウンロードし、適当なフォルダーに解凍します。
  2. ArcGIS Pro を起動してプロジェクトを作成し、[カタログ] ウィンドウ → [ツールボックス] を右クリックし、解凍したフォルダー内にある「Toolbox.tbx」を参照します。
  3. 入力用フィーチャとして、数値型の属性を持ったライン フィーチャクラスを用意します。属性値は、一般的にラインの距離を入力しておきます。
  4. Toolbox.tbx → 「流線図の作成」ツールをダブルクリックして起動します。
  5. ジオプロセシングで各種パラメーターを設定し、[実行] ボタンを押します。
    [流線図の作成] ツール

    [流線図の作成] ツール

  6. マップを開いていた場合は、設定によって作成されたフィーチャクラスがマップに追加されます。

    処理結果

    処理結果

パラメーター

パラメーター

説明 データ タイプ
入力フィーチャ
input_features
入力フィーチャ レイヤー。投影座標系でライン タイプのみ指定可能。フィーチャのジオメトリは始点と終点のポイントしか使用されません。 FeatureLayer
出力フィーチャクラス
output_featureclass
出力フィーチャクラス。 Featureclass
曲線タイプ
arc_type
曲線の種類。以下の文字列を指定。詳細は補足説明を参照。

  • LINE
  • CIRCULAR
  • ELLIPTIC
  • BEZIER1
  • BEZIER2
  • BEZIER3
  • BEZIER4
  • BEZIER5
  • BEZIER6
String
係数フィールド
factor_field
曲線の計数を設定するための数値型フィールド。フィーチャ個別に計数を変更することも可能。foctor_field 値をフィーチャ毎に正負で指定することにより、ラインの進行方向の右手側に曲線を描くか、左手側に曲線を描くかを決める。値が大きいほど大きな曲線を描く。 Field
係数 (1/f)
factor_value
factor_field で指定した値に一律の係数を設定するための値。係数は逆数となる。factor_field が正で、factor_value が負の場合はすべてのフィーチャに対して逆側に曲線が描かれる。 Double
4象限の使用
use_quadrant
曲線の向きを4現象に応じて指定。詳細は補足説明を参照。 String
オフセットX距離
offset_x
use_quadrant を指定した場合、仮想的に始点の X座標をシフトさせ、四現象に応じた曲線の向きを制御するために使用。 Double
オフセットY距離
offset_y
use_quadrant を指定した場合、仮想的に始点の Y座標をシフトさせ、四現象に応じた曲線の向きを制御するために使用。 Double
頂点を挿入
use_densify
作成した曲線に頂点を挿入し、直線の集合に変換する。データ作成後に投影法を変更する場合に使用。 Bool

補足

曲線タイプ (arc_type)

arc_type で指定する文字列に応じて、図形が作成されます。曲線の曲率は、指定した係数フィールドと係数の値によって決まります。係数が正の場合は進行方向の右手側に曲線を描き、負の場合は左手側に曲線を描きます。

4象限の使用 (use_quadrant)

use_quadrant パラメーターが NONEの場合、ラインの進行方向の左手側を正とした曲線を描きます。X を指定した場合、X軸寄りに曲線を描き、Y を指定した場合、Y軸寄りに曲線を描きます。分布が東西方向に広がっている場合は X の指定が適しており、南北方向に広がっている場合や Y の指定が適しています。

オフセット (offset_x, offset_y)

始点の仮想位置を指定した値でシフトさせることにより、四象限の曲線方向を制御できます。

パラメーター offset

パラメーター offset

手動操作による編集

ツールによる処理でも期待通りに曲線が描けない場合は、フィーチャの編集機能で修正してください。曲線を CIRCULAR に指定した場合は、ドラッグで円の半径が変更できます。曲線を BEZIER に指定した場合は、コントロールポイントを操作してスムースな曲線を描くことができます。

更新履歴

  • 2020-02-04
    • 新規作成
  • 2020-02-11
    • パラメーター ELLIPTIC, BEZIER6 を追加
    • 直線以外のセグメント使用時のエラー制御を追加
  • 2020-02-12
    • 係数フィールドの未指定に対応
    • use_quadran のデータ タイプを変更
    • BEZIER5,6 でコントロール ポイントが正しく設定されない問題への対応
  • この記事を書いた人

羽田 康祐

伊達と酔狂のGISエンジニア。GIS上級技術者、Esri認定インストラクター、CompTIA CTT+ Classroom Trainer、潜水士、PADIダイブマスター、四アマ。WordPress は 2.1 からのユーザーで歴だけは長い。 代表著書『"地図リテラシー入門―地図の正しい読み方・描き方がわかる』 GIS を使った自己紹介はこちら。ESRIジャパン(株)所属、元青山学院大学非常勤講師を兼務。日本地図学会第31期常任委員。発言は個人の見解です。

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