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外来語の長音表記はどういうルールで決まるのか

2016/3/2 (水)

昔からパソコンを使っていると、なんとなく「コンピューター」より「コンピュータ」という方がしっくりくる人が多いかもしれませんが、最近はなんとなく「コンピューター」もなじんできたんじゃないでしょうか。

マイクロソフトは、2008 年に外来語のカタカナ語表記に関する長音表記を変更する方針を打ち出し、2009 年にリリースされた Windows 7 以降、「コンピュータ」や「ドライバ」は「コンピューター」や「ドライバー」に変更されています。

表記には一様のルールがありますが、マイクロソフトでは、例外を含めて英語を他の言語にどのように翻訳したかを示したサイトを用意しています。

このサイトで英単語を入力すると、どのような翻訳(カタカナ語)になっているかが確認できます。また、ルールをドキュメント化したスタイルガイドも用意しています。

テキスト、技術文書、ブログなどで文書を執筆する際に、カタカナ語をどれに統一して書けばよいか迷ったとき参考になります。

ちなみに、マイクロソフト社の方針変更は、 内閣告示第二号に基づくものですが、当時コンピュータの世界では 1 文字(1 バイト)は貴重な容量だったこともあり、メモリを節約するために長音を使わないルールが浸透した、と聞いたことがあります(たしか 1991 年当時自宅にあったハードディスクの容量は 20MB だったはず)。

マイクロソフトが方針変更するということでニュースなどで取り上げられ、当初は違和感を感じる人も多かった印象ですが、最近はなじんできたようです。

外来語の表記を変更するということは、ヘルプや翻訳メモリなどすべてのリソースを見直す必要があり、相当な作業がかかります。そのため、現在でも旧来の表現に留まっているソフトウェアは多くあります。

Esri はというと、2015 年以降にリリースした製品で長音表記ルールを統一しました。厳密には米国と日本とでリリース時期が異なる関係で日本では ArcGIS Pro 1.0 が先行して対応し、ArcGIS 10.3.1 で完全に長音表記ルールの変更に対応されました。

基本的には Esri もマイクロソフト社と同様に内閣告示二号の方針に従っていますが、すべての外来語が業界統一になっている訳ではありません。マイクロソフト社の方針に基づくと「feature」は「フィーチャー」ですが、Esri の方針では「フィーチャ」となります(Esri のルールだと「Back To The Future」は「バック トゥ ザ フューチャ」になってしまう)。

慣例に従って一部ルール通りでない例外も存在します。これはマイクロソフト、Esri 共にあります。例外はどの世界でもあるものです。

また、翻訳とは別にヘルプやドキュメントの表記ルールというものもあります。例えば

全角と半角との間に半角スペースを入れる

というようなルールがあります。Microsoft Word にはデフォルトで空間を入れて読みやすくする機能が備わってますが、Web ページやソフトウェアの GUI、ヘルプにはそのような機能はありません。そのため、強制的に半角スペースを入れています。これにも例外があるんですが、上記のスタイルガイドに記載があります。

このサイトもある時期からスタイルガイドに従うようにしました。仕事の癖が染みついてるというのも理由です。

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