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作業効率を上げる ArcMap の画面設定

先日会社で ArcMap のツールバーやウィンドウの配置もこだわりがあるという話題になり「それを会社のブログ ネタにしたら面白いんじゃない?」と言ったら、後日後輩君が記事を執筆することになりました。そこで後輩君から「みなさんのこだわりを教えてください。」と言われたので熱く書いたのですが、熱く書きすぎたせいか「他の人とバランスが悪いので一部割愛しましたすみません。」と言われてしまいました。

本日記事が公開され H さんとして登場してますが、そこに紹介しきれなかった部分をこちらに書いておきます。

俺流 ArcMap

武芸に西住流、島田流といった流派があるように、ArcMap の画面配置にも流派があります(と勝手に流派を作りました)。[ツール] ツールバーを左に縦配置するのが俺流です。

俺流 ArcMap

  • [ツール] ツールバー(拡大・縮小など)は左端に縦で表示
    学生時代からずっとこの配置です。ArcMap 9.3.1 までは、ビューとコンテンツ ウィンドウとの間に配置できたのですが、ArcMap 10 以降 [コンテンツ] ウィンドウがドッカブルになったので左端に配置しています。
  • [レイアウト] ツールバーは [ツール] ツールバーの下に
    レイアウト ビューを表示すると自動的に [レイアウト] ツールバーが表示されますが、あまり頻繁に使わないため、常に表示するけどマイナーな場所に置いています。
  • [コンテンツ] ウィンドウは左に配置
    ArcMap の標準配置のままです。
  • [カタログ]、 、[結果] ウィンドウはグループ化して右上に配置
    データへのアクセスやジオプロセシング ツールの検索、結果履歴の確認はよく利用するのでグループ化して常に配置しています。
  • [カタログ] ウィンドウ内の [フォルダー接続] は最低限に絞り、分かりやすい名称に変更
    実は、[フォルダー接続] の名称は変更できます。既定値だとパス名が表示されますが、長すぎるパスの場合は別の名称に変更できます。
  • [フィーチャ作成]、[スケッチ プロパティ]、[属性]、[共有] ウィンドウ(編集系)はグループ化して右下に配置
    フィーチャ編集を毎日することはありませんが、データ作成系の講義を行う際は頻繁に使うのでグループ化しています。
  • [標準] ツールバーに簡単にツールバーを呼び出せるボタンを配置
    ArcMap には非常にたくさんのツールバーがありますが、よく使うツールバーを簡単に表示・表示切り替えられるボタンがあります。標準では [エディタ ツールバー] ボタンがありますが、実はこれ以外にも [図形描画ツールバー]、[データ ドリブン ページ ツールバー]、[ラスタ ペイント ツールバー] というボタンがあります。これらのボタンは GUI レベルのカスタマイズで追加できます。

ArcObjects でカスタマイズできるとさらに快適

私は ArcObjects(開発 API)の講師でもあるので、プログラムでカスタマイズしてカスタマイズの利便性を紹介しています。

  • デモンストレーション用メニューを配置
    ArcObjects と呼ばれる開発 API のトレーニング コースの講師を行っています。この API を使うと ArcGIS for Destkop アプリケーションのカスタマイズができるのですが、講義のデモとして「こんな操作ができます」という便利機能をまとめてメイン メニューに配置しています。
  • 編集系のウィンドウ群をメニューからのボタン クリックで表示・非表示切り替え
  • 普段の業務を効率化させるためのカスタム ツールバーを配置
    こちらも、お客様のサポート業務を効率化させるための支援ツールバーを作成し、使用しています。

プログラミングを行うことで、普段の業務を効率化することができます。Q&A サポートやトレーニングのデモを効率化させていますが、その他にも編集だったり解析だったり、皆様のニーズにあったカスタマイズができます。

  • B!