ArcGIS Server の Python で 64ビット ジオプロセシングを実現する方法

投稿日:2018/6/27 (水) 更新日:

サイズの大きいデータをジオプロセシング ツールで処理する際は、ツールにもよりますが ArcMap の 64ビット バックグラウンド ジオプロセシングで実行した方が良い場合があります。32ビット プロセスより 64ビット プロセスの方が使用できるシステム リソース(メモリ)が増えるためです(参考)。

しかし、仮に管理している ArcGIS Server メンテ用の ArcMap マシンに「64ビット バックグラウンド プロセシング ソフトウェア」がインストールされておらず、かつ大人の事情でソフトウェアやパッチの追加インストールができない環境の場合は、64ビットの効果が得られません。この場合どうすれば良いのか悩んでいると、こんなヒントをもらいました。

ArcGIS Server は 64ビット アプリケーションなので、ArcGIS Server にインストールされている ArcPy でジオプロセシングを実行すれば良い

たしかに ArcGIS Server にもジオプロセシング ツールが用意されていて、GUI はないけど ArcPy から呼び出せば、64ビットで動作することになります。ArcGIS Server をインストールすると、標準で Python は以下のパスにインストールされます(※バージョン 10.6 の場合)。

C:\Python27\ArcGISx6410.6\

ショートカットとして以下を用意しておくと便利です。

Command Line
C:\Python27\ArcGISx6410.6\python.exe

IDLE
C:\Python27\ArcGISx6410.6\pythonw.exe "C:\Python27\ArcGISx6410.6\Lib\idlelib\ldle.pyw"

たとえば Python コマンドラインから以下のように記述すればモザイク データセットのオーバービューが構築できます。

import arcpy
arcpy_BuildOverviews_management(r'\\モザイク データセットのパス\\')

各ツールの記述方法はヘルプで参照できます。Python の構文例が載っているので分かりやすいです。

オーバービューの構築 (Build Overviews)

コマンドラインで直接実行する方法だと、プログラムを記述しなければいけない点と、処理の進捗状況が確認できないところが難点です。

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